2023年8月、楽天からカード利用獲得ポイントの改定の案内が届きました。
「楽天カード利用獲得ポイント計算方法変更のご案内」という一文で、よくよく見ますと「これって改悪してるよね？」と思わざるを得ない内容です。
楽天経済圏には日々お世話になっていますが、今回の改定で何がどう変わったのかを記事にしてみました。
目次
楽天カード利用の獲得ポイント改定の内容
楽天カード獲得ポイントとは
楽天カードはカード払いをしてその金額を支払うと、翌月15日前後にポイントが進呈されます。
100円につき1ポイント（100円未満は切り捨て）ですので、例えば150,216円の支払いの場合は1,502ポイントが進呈されるというわけです。
現金で払うよりもできるだけカード払いでまとめた方がお得で、1年間ともなると10,000ポイント以上になることもあり色々なところで活用できます。
獲得ポイント改定の適用開始日は2023年11月請求分から
今回の改定はこの獲得ポイントの計算方法が変わるというもので、2023年11月請求分から変わります。
タイミングによってはカード利用月の翌々月となることもありますが、請求月11月からというのは変わらないようです。
つまり、9月支払いや8月支払いまではおおよそ改定前の計算になります。
楽天カード利用獲得ポイントの計算方法
では、どういう計算でどうポイントが変わるかです。
改定前は支払い合計金額にポイントが進呈されていましたが、改定後は支払い毎にポイントが進呈されます。
下の表をご覧ください。
改定後はどうでしょうか。
同じ金額を払った場合で、もらえるポイントが2ポイント減りました。
2ポイントくらいならと思うかもしれませんが、これが10万円以上の支払いになるとより多くのポイントが変わるため、年間を通すと今までより減ることは明らかです。
補足として滅多にないかとは思いますが、1,000円の品を5品買った場合などは5,000円となり改定前も後も50ポイントです。
還元率、ポイント進呈日は変わらない
ポイントの計算や還元率はどうかというと、こちらの変更はありません。
- 100円で1ポイントである
- 100円未満は切り捨てとなる
- 電力・ガス会社など、一部ポイント還元率が異なるものもある
- 分割払いやリボルビング払いの利用分は初回請求月にまとめて進呈される
支払い元によっては500円や200円で1ポイントの場合もありますので、注意が必要です。
お得な楽天カードのポイント利用は何か
今までカード払いだけで支払いをしていた方は、ポイント還元を増やす方法があります。
それは支払いを楽天Payにして支払い元を楽天キャッシュにし、キャッシュの支払いを楽天カードにするというものです。
下記の図をご覧ください。
少しややこしく感じるかもしれませんが、これで合計1.5%の還元になるのです。
他のチャージ方法では1%の還元なので、ポイント還元を最大限利用するならこの方法一択になります。
手続き方法は下記の順番です。
- 初めて楽天Payを利用する場合は初回キャンペーンにエントリーする
- 楽天Payの支払い元を楽天キャッシュにする
- 楽天キャッシュの支払い元を楽天カードにする
- 最後に各キャンペーンに忘れずに応募する
まだ楽天Payをご利用されていない方は、これを機会に検討してみてはいかがでしょうか。
楽天Pay利用の注意点
楽天Payを使用する場合は注意点があります。
利用できる店が限られる
楽天Payの注意点としては、利用できる店が限られるということです。
クレジットカードが使えるお店やPayPayが使えるお店であっても、楽天Payが使えるわけではありません。
支払う際には何の支払いが使えるか確認しましょう。
キャッシュからペイ利用時のカード明細書では細かい明細が分からない
カードの支払い明細で家計簿管理をされている方は注意が必要です。
カードの明細では、キャッシュチャージからペイで支払った場合はお店の表示ではなく「楽天キャッシュ チャージ」払いの表示になります。
仮に1日に2件のお店でペイ払いをした場合は、合算された金額表示です。
この場合は、Payアプリの「ご利用履歴」でどこでいくら使ったが分かりますので、そこで確認しましょう。
毎月のキャンペーンに忘れずにエントリーする
月初めの新着が特に多いのですが、楽天Payやキャッシュ、カード払いには様々なキャンペーンがあります。
必ずもらえるものもあれば、最大と表示されたもの、抽選で当たるもの、毎月決められたものなど様々ですが、万が一にも当たる可能性があればエントリーしない手はありません。
まとめ
改めて今回の改定ポイントです。
大きな買い物や細かい買い物をするならば、2023年8月から9月までに支払った方がお得かもしれません。
