3月といえば卒業シーズン。
ご卒業の皆様、おめでとうございます。
ところで、私は子どもたちの卒業式で毎回泣く。
なぜ、泣いてしまうのか考えてみた。
- 学校生活が終わったから
- 子どもの成長を感じたから
- 一つの節目を迎えてほっとしたから
うーん、どれも違う気がする。
子どもが卒業しても、子育てが終わったわけではない。
学校生活も一段落したかというと、次があるのでまだ続く。
子どもの成長を感じたから、はあるかもしれないが、顔も名前も初めて知った子が呼ばれて返事をしただけで泣いてしまうので、多分これも違う。
節目を迎えてほっとしたのは、多少あるだろうか。
もっと考えてみたところ、もしかしたら「卒業」の言葉と「会場」から力を感じるからなのではないかと思った。
私のイメージだけど「卒業」は「希望」や「新たな旅立ち」など、前向きな言葉とセットに使われることが多い。
これが例えば学校を「辞める」「終わる」などの言葉だったらどうか。新たな旅立ちには違いないが、何となく後ろ向きなイメージがある。
「会場」の力も大きい。
卒業生や在校生が直に話す言葉は、感謝やこれからの人生を前向きに生きるメッセージで満ち溢れている。
昔、息子たちの卒業式はちょうどコロナの時だった。
感動もあったけど、ソーシャルディスタンスに気を張りすぎたのを覚えている。
そして、子どもたちの歌。
真っ直ぐな歌声は、空気にのって会場が震える。ダイレクトに伝わってくるライブ感に、涙が止まらない。
大人になると、仕事を退職とは言うけど「卒業」とは言わない。
もし、今度何かを辞める、諦める、終わらせる時は「卒業」を使おうか。
一つの節目に感謝して、新たな旅立ちを迎える時は、きっと希望もそこにあるはずだ。
昨日と今日と明日と。日々の小さな幸せに感謝して❤️
お仕事のご依頼はこちらまで